<法人理念>
寄る辺ない人の寄る辺になる。
はちのきは、虐待や貧困・暴力など、これまで理不尽な経験に傷つき、今も苦しんでいる人達が、それでも自分の人生をあきらめず、前を向いて生きていくための、休養を取る場所、安心できる場所、練習をする場所、相談できる場所、帰って来れる場所になる。
代表理事
八木 耕介(やぎ こうすけ)
精神保健福祉士・社会福祉士・介護支援専門員
奈良県出身。国立三重大学教育学部卒業。
大学卒業後、国立病院機構やまと精神医療センターのソーシャルケースワーカーとして福祉の世界に入り、医療観察法病棟(心神喪失等の状態で殺人などの重大な他害行為を行った者の医療と社会復帰支援を行う専門病棟)の専任精神保健福祉士、奈良地方裁判所の精神保健参与員などを歴任。東日本大震災のときは厚労省からの派遣要請を受けた「心のケアチーム」の一員として岩手県陸前高田市の被災地支援にも携わらせていただきました。
やまと精神医療センターを退職後、精神科訪問看護事業を全国展開する株式会社N・フィールド(東証一部上場:当時)に入社し、地域医療連携部長、執行役員・東京支店長などを歴任しました。その後、介護系ベンチャー企業の最高事業責任者、訪問診療クリニックの事務長、保育園の園長、放課後等デイサービスの児童発達支援管理責任者などを経て、2024年8月に非営利型一般社団法人はちのきを設立しました。
2018年東京都目黒区で起きた虐待事件にとてつもない衝撃を覚えた以降、児童虐待という社会課題に対して何かできないかという想いを持ち続けてきました。「虐待や貧困などのネガティブな過去に子ども達の未来まで奪わせない」という信念を胸に、こども達の自立生活をサポートしていきます。
また、児童虐待を含むこの社会にある全ての理不尽に傷ついた人々の寄る辺を創っていきたいと思います。
よろしくお願いします。
非営利型一般社団法人とは?
一般社団法人には「一般型」と「非営利型(非営利徹底型ともいう)」があります。「一般型」は株式会社や合同会社などに近く活動にあまり制限がありませんが、「非営利型」は余剰金を社員に分配しないことや、役員を家族・親族同士で構成しないこと、特定の個人・団体に特別の利益を与えないこと、解散するときに残余財産を国庫等に返納する等の決まりがある非営利法人です。
はちのきは、ほぼ100%の経費が国費・公費でまかなわれる自立援助ホームの事業の特性上、非営利型が適切だと考え、非営利型一般社団法人を選択しています。