自立援助ホーム
『風ライオン』
自立援助ホームとは
虐待や貧困など何らかの理由で家庭にいられなくなった15歳以上の青少年たちに暮らしの場を提供する『拠点』です。
安全で安心感を感じられる場所を確保すること、そして大人との信頼関係を築き直し、健全な生活習慣と生活能力を身に付け、社会で生き抜く力を養い、青少年たちが経済的にも精神的にも自立できるように援助する事を目的としています。
5つの約束
①仕事をすること(アルバイト含む)。
②自分のために貯金をすること。
③近所の人たちに会ったら、きちんと挨拶すること。
④門限を守ること(22時:ただし、きちんとした理由があり、事前に申請すれば延長可)。
⑤他人も自分も傷つけないこと。
名前に込めた想い
「風ライオン」ってちょっと変わった名前ですよね。
これは、このホームを利用するこどもたちには、人生に時折吹く厳しい向かい風の中にあっても、力強く困難に立ち向かう、誇り高いライオンのようになってほしい、という想いを込めました。
ホーム
空き家だった一軒家を利活用しています。大きくはありませんが、その分家庭的な温かさがある造りとなっています。陽当たりが抜群によく、ホーム全体が明るいです。広い庭も付いてるのでBBQなどのイベントも出来ます。
同時に、社会課題にもなっている空き家問題にも貢献しています。
環境
すぐ近くに大きなスーパーマーケットがあり、徒歩圏内に駅があります。
またメインストリートである国道にもすぐアクセスできるので、アルバイト先もたくさんある便利の良い立地環境です。入居中は移動のための自転車をお貸しします。
生きづらさを抱えた子ども達の『社会を生き抜く力』を育む
風ライオンでは、自立=「『社会を生き抜く力』を身に付けること」と定義し、
入居する子ども達が『社会を生き抜く力』を養えるよう様々なサポートを行います。
『社会を生き抜く力』は次の4つの要素が強く関係していると言われています。
(※(独)国立青少年教育振興機構リーフレット『社会を生き抜く力』より)
①へこたれない力
②意欲
③自己肯定感
④コミュニケーション力
この4つの要素に加えて、風ライオンが日々の生活支援の現場で
さらに必要と思った次の2つの要素を加えます。
⑤生活能力(家事能力や正しい生活習慣など)
⑥環境調整(社会保険の加入、支援機関とつながっているなど)
風ライオンに入居する子ども達は、虐待などの背景があり、
それぞれが様々な『生きづらさ』を抱えています。
風ライオンだけで彼らの生きづらさの全てを解消することはできません。
それでも、彼らが生きづらさを抱えつつも社会で生き抜いていく力を
養うことはできます。
そのために風ライオンでは日々の生活を共にする中で、
上記の6つの力を伸ばせるように関わっていきます。
信頼関係 ~寄る辺になる~
『社会を生き抜く力』のうち、特に⑥環境調整には風ライオン自身のことも
入っています。 環境調整には、生活環境の調整や、社会資源を活用する力
だけでなく、「信頼できる人や場所とつながり続けること」も含まれます。
風ライオンも、そのような環境の一つです。
まず子ども達と風ライオンのスタッフ達自身が信頼関係を築くこと、
それが全ての支援の土台となります。
信頼関係があってこそ、①へこたれない力や、②意欲、③自己肯定感、
④コミュニケーション力、⑤生活能力への日々の働きかけに対して、
耳を傾けてくれるようになります。
中には大人のことを信じられなくなっている子どももいます。
そのような子たちに「信じられる大人もいるんだ」と思ってもらえるようになること。
それが風ライオンで何よりも大事にする支援です。
信頼関係を築くことが出来れば、風ライオン自体が子どもたちの「寄る辺」となり、
風ライオンから巣立った後でもふらっと立ち寄ることのできる
「環境」になることができます。
風ライオンの最終目標は子どもたちの「寄る辺」になることです。